›10 30, 2010

ヤクザが店にやってきた

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テレビドラマで「闇金ウシジマ君」が始まった。この作品は借金などで苦しむ底辺の生活や暴力をリアルに表現している。
漫画本版はさらに過激で、その暴力のすさまじさから読後に暗澹な気分になる。ネットでの感想なんかを読んでもトラウマになるような人までいるようだ。
実際の暴力や恐怖の世界を知らないが、そんな世界はとても見たいとは思えない。

さて、川崎市は多摩川を渡って東京都と面している都市で、有名な焼肉屋が沢山ある。無類の焼き肉好きなので川崎に行くことが多いのだが、海の近くには韓国人街に焼肉屋が沢山あり、また川崎の平間駅近くは東京都のキヤノンや川崎のNECの近くであり、有名な焼肉屋が多く立ち並んでいる。そんな場所にある店にたまたま行ったら「ヤクザが店にやってきた」がオーナーの店だった。この店の近くには複数の有名焼き肉店があるのだが、芸能人やら格闘家やらが大勢来ることで有名な店もある。

川崎で別の店だが焼肉屋に行った時にヤクザの集会をしていて怖かった経験がある。店の中の入り口付近には若い衆が数名立ちっぱなしでいて、個室ではどうやら人事が行われていた風だった。小指が無く、見るからに恐ろしい男が立ちっぱなしで睨んでいた。別室で怖い思いをして食べたのだが、その後その店にいったらまたヤクザがいた。

こんな店ばかりではないだろうが、ヤクザと徹底して戦う店があるということは驚きだった。置いてある著書を貪るように読んでしまった。
ヤクザが怖いのはイメージであり、ウシジマ君に出てくるような世界ではなかったので良かったが、ビビる人間や金を払ってしまった人間は徹底して追い込まれるのかもしれないとも思った。強靭な精神で断固として戦う姿勢こそが、ヤクザが寄ってこない方法なのかと思った。
それにしても屈服しない精神は普通の人ではあり得ないのではないか。

実は、以前それらしき人物から電話がかかってきたことがある。怒鳴るような大声で、自分の経歴やら住所などを言われた。その時点でまず恐怖を感じたのだが、要求はどうやら同和の情報を買えとかそんなことのようで、一方的に電話を受けながらインターネットで調べたらすぐに対策が出てきてその通りの応対でお断りした。その後、何も言ってくることはこれまで無かった。

脅しには徹底して戦わないと付け込まれるのだろう。これはヤクザだけでは無く訪問販売などにも共通していると思う。


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