›4 17, 2010

社長!大丈夫!その借金は何とかなる!

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ある元銀行員が言っていたのだが、「真面目な社長ほど自殺する」そうだ。
借金を返すための借金をさらに金利の高いところから借り、追い立てられ、まじめだから返そうとしたり、社員を守らないといけないと思ったり。多重債務に追い込まれたり、すべてを失ったりと、銀行員も自分が貸したわけではない(過去の担当者が貸した)社長を追い込むというか返済を迫る嫌な仕事も多いようだ。

さて、本屋で平済みで目立ったので手に取ってみたらとても勉強になった。
社長が追い詰められたり不安になるのは、借金を返せない状況と対策がつかめないからだろう。
変に怖がったり、対処方法がわからなければ不安になるものだ。
こんな言葉も本書にあった。
「借金」「資金ショート」「不渡り」「銀行」「倒産」「破産」
に対する恐怖心はすべて、社長の知識不足が生み出しているもの。

読んでみてすぐに、心が楽になる言葉に溢れている。

「最悪でも何とかなる」
「方策はいろいろある」
「安全な場所に避難できる」
「これまでと同様に家族と幸せに生活していける」

方法としても、さすが専門家で500社以上の中小企業の再生をしてきただけのことがあり、DPO(ディスカウント・ペイ・オフ)、第二会社方式、民事再生など手法が満載だ。

借金を返せなくても何とかなる方法は腐るほどある。
「銀行交渉」
「リスケジュール」
「在庫処分」
「売掛金・受取手形の回収」
「買掛金・支払手形の引き延ばし」
「手形ジャンプ」
「給料カット」
「税金・社会保険」
「人員整理」
「M&A」
「マーケティング」
「ビジネスアイデア」
「業務改善」
「DPO(ディスカウント・ペイ・オフ)」
「第二会社方式」
「会社分割」
「事業譲渡」
「民事再生法」
「DIPファイナンス」
「破産」
「特別清算」
「廃業」



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