クルーザーがムダというのが本書の特徴だ。何故わざわざムダなものを買うのか。
1000万円を超えるクルーザーが売れてた時期があった。きまって好景気だ。
サラリーマンの中でも所得が高い層はいるが、やはりクルーザーやヨットは夢だと言うものが多い。
所有することで経費(メンテナンス等)はかかるし、本体価格は高い割には売却時には価格が下落していること間違いないし、キャッシュフローを産まない。つまり贅沢品なのだ。
それでも、横浜や逗子だとかのマリーナに行くと沢山の船が置いてある。
購入しているのはお金持ちなのでは無く、中小企業の経営者なのだ。
サラリーマンとの違いは、購入や維持の税金を考慮した実質負担が違うことにある。
所有以外の豪遊でも高級ソープランドや高級クラブの支払いというのもあるが、この世界には表で使うとまずい裏金の洗浄(マネーロンダリング)的な要素もかなり強いと思われる。
税金が商品の販売やサービスに影響を大きく与えるケースがあるとわかる。日本の税法は利害関係の団体により非常に複雑になってしまったからだ。税法のすべてを理解するのは不可能でも、覚えた方が良いことはある。
サラリーマンでもいまやアフィリエイトや株やFXなんかの所得があるのだから、税金の仕組みは覚えて損はないと思う。