›12 24, 2009

プレゼントの経済学 - なぜ、あげた額よりもらう額は少なく感じるのか?

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最近は結婚式・披露宴に出るとお返しの品物はカタログから選べることが多くなった。株主優待もカタログで選べるのがずいぶん増えた。
何故そんなことをするのか?自分の欲しくないものを貰っても無駄だからだ。
同じことがプレゼントでも言える。
誕生日プレゼント、クリスマス・プレゼント、結婚記念日、何かのお祝いにプレゼントを送ったり、貰ったりする文化がある。
だが、プレゼントというのは価格の8割以下の満足度しか無いという。

日常で我々が買い物をするのは、買うものの価値が価格以上だからだ。それが下回っているということは、いらないものをプレゼントでもらうことが多いということだ。
考えてみると、プレゼントが前提となっている価格設定や商品が多く存在する。

宝飾品や玩具なんかはプレゼントの比率が非常に高いだろうし、お歳暮なんかもそうだ。
老舗デパートで商品を買うのは、包み紙のためだったりする。同じ商品が低価格で買えても、貰う側の立場や送る側の見栄を考えると老舗デパートで購入が必要というケースがあるものだ。

そう考えるとプレゼントというのは奥が深い。経済的には無駄ということは市場の合理性から今後は別のスタイルに変わるのだろうか。


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