›3 04, 2008

沈み行く日本の新興市場

インタビュー:日本に新興株式市場は一つでいい=JPモルガン・アセット 太田氏

年間20社程度の優良な企業だけにIPOを絞らなければ失われた信頼は取り戻せないと警告http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK009374620080227?rpc=144

90年代後半から大公開時代と言われ、新興市場が乱立した。

札証アンビシャス、名証セントレックス、福岡Q─Board、ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスとあるが、生き残れる市場は少ないと言われている。
地方の市場は統合せざるを得ないだろう。

セントレックスは金融庁から業務改善命令が出た。

その背景には、IPOを薦め業績の伴わない(もしくは虚偽の業績で)企業に対する審査を甘くして上場させたという市場の責任が大きい。

ループ取引(飛ばし)による不正売上計上や反社会勢力の介入、株価操作、ウソのIR、大幅な業績下方修正といった不祥事が相次ぎ、新興市場の中の数少ない真っ当な企業まで懐疑的に見られてしまっている。

また利益相反に当たる子会社上場が未だに許されているのも問題である。

そう考えると太田氏は当たり前のことを言っていると思う。

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