›11 29, 2007

次に投資するべきものは何か?

Category: 資産運用 / 0 Comments: Post / View

ここ数年間の世界のマネーは株に集中した。日本株の上昇、その後ユーロ(これはユーロ高による)、中国を筆頭としたBRISc(新興国)へと移り、順調な上昇を続けていた米国はサブプライムローン問題により金融が崩壊し、マネーは株から急速に離れつつある。

個人的にはうまくこのトレンドに乗れて資産を急速に増やす事ができた。(^^)
日本株の上昇後、ユーロ、中国、インドにポートフォリオを移した。インデックスベースのミューチャルファンド(投資信託)のため手数料が少なく、アクティブファンドよりも高いパフォーマンスが得られた。
個別には日本の新興市場企業にもハイリスク・ハイリターンで一部組み込んでいたが、新興市場の信用収縮からこちらは多大な被害を受けたのですが。(^^;)

さて、次のトレンドとしてはうまみのある話を聞く事はほとんどない。実体経済や収益性というよりも、オイル・金・資源(コモディティ)といった投機に世界のマネーが動いているが、株のバブルよりたちが悪いと思う。それらは本源的な価値がそれほど変わるものでなく、(資源は環境問題から上げるが)ドルの相対的価値下落だと思うのだが。

中国に関してもバブルが膨らみ、数年以内に弾ける(来年オリンピック特需が終わった時点から)と多くのものが考えている。

中国株もそもそもバブル性が高いと思う。中国は、株価・不動産だけでなく、消費者物価も6.2%のインフレであり、金利が短期%弱、長期でも5%弱と低いため、実質タンス預金、銀行預金では価値が減少してしまうため、実態の収益性以上の投資が株・不動産に集中していると考えられるためだ。

中国の経済成長率は11.5%であり、過去数年間の株価・不動産の上昇は高すぎる。

これまでは、高いパフォーマンスのポートフォリオが主流だったため、なかなか低利回り安定(安定な金融商品を探すのも今後は困難になるのでは?)に移せなく、大きな損失を抱える人や遅れて過去のトラッキングレコード(パフォーマンス履歴)で購入して大損害を受ける人が増えるのではないかと思う。

Comments