Next Door Policyとは顧客第一主義のことであり、文字通り顧客の隣の扉にいるかのごとく迅速に顧客の要望に応える体制のことを指す。
東京エレクトロン(TEL)が実施している。顧客の半導体工場の近くにアフターサービス陣の拠点をつくり、1時間以内に駆けつけることができる体制を整えた。
TELはもともと商社であり、アフターサービスは商社にとって最重要課題であった。モノを右から左へ移すだけでは付加価値が無いからだ。
そこからTELはさらに製造業へと業態を転換させた。そこでもアフターサービスの重要性がしっかりと引き継がれており、競合の製造業との差別化に繋がっている。
更に言えば、半導体前工程という非常に機密性の高い分野での開発は、顧客の研究開発、設備動向という情報が命である。この点でもアフターサービス段階からの対応により可能となっている。
Next Door Policy以外にも東京エレクトロンのすばらしさはあり、ベンチャー精神だとか成果主義だとかあるのだが。