›3 28, 2007

AISASモデル

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AISAS理論とは、マーケティングにおける消費行動のプロセスの頭文字をとったものである。
リアルの世界では、AIDMAモデルと呼ばれる消費行動プロセスであったが、インターネットによって消費行動プロセスは激変した。

AIDMAは、
・Attention(注意)――マス広告などによって注意を引かれる
・Interest(関心)――商品に対する興味を持つ
・Desire(欲望)――商品を欲いと思うようになる
・Memory(記憶)――商品やブランドを覚える
・Action(行動)――購買行動を起こす

であったが、

AISASでは、
Attention(注意) ――マス広告・Blogなどから注意を引かれる
Interest(興味) ――商品に対する興味を持つ
Search(検索) ――Yahoo!、Google、Amazonなどで検索する
Action(行動) ――購買行動を起こす
Share(情報共有) ――Blogや購入サイトにカキコする

見比べるとわかるが、ネット特にWeb2.0によって消費行動プロセスが激変している。

特にネット以前では、
Memory(記憶)しておいて、店に行ったときに思い出して買う、もしくは探し出す手間というのが莫大な時間がかかった。ここが一番時間のかかるところである。
数時間~数週間、数ヶ月とかかる。

ところがネットでは違う。
興味を持ったらすぐSearch(検索)し、購入できる。せいぜい数分~数十分である。

さらにWeb2.0では口コミが重要な意味合いを持つ。広告よりも口コミを信用するからだ。
Blog、SNSの最大の特徴は口コミだと思う。このShare(情報共有)というのが重要だ。

さらに言えばAction(行動)というのは、オークションによる購入。比較サイトから最安値の店を探し出しての購入、もしくは海外からの購入といった多様な選択肢ができた。
デジタル製品である音楽、映画に関しては購入という選択肢だけでなく、ダウンロードという選択肢もできた。iTuneやNapsterのような有料のものから、Winny、シェアー、CabosといったP2Pによる交換で無料で欲しいものがゲットできるようになった。

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