›2 26, 2007

三洋、多額粉飾の疑い「粉飾の論理」

Category: 会計 / 0 Comments: Post / View

新聞でも取り上げられていますね。
http://www.asahi.com/business/update/0223/041.html

また中央青山監査法人か、、、
「適切に処理していれば損失は大きく膨らみ、当期黒字だった決算は赤字に転落していた可能性がある。」
「1900億円の損失、過小評価」

問題は大きそうです。同族会社ということも槍玉に挙げられていますね。

ところで最近「粉飾の論理」という本を読みました。

ライブドア事件やカネボウについて詳しく書いてあるのですが、カネボウの粉飾はスケールがでかく、しかも上場していない企業だったら普通にやっていそうなところが生々しかった。

さらにカネボウは慶応派閥というのがあり、彼らが派閥を固辞する見苦しい争いのようなものや、総合商社を巻き込んだ古典的な粉飾(飛ばし)に手を染め、それをヒタ隠しに処理し、さらに悪化していく過程がわかります。

非常に面白い本だと思います。

やはり一度粉飾をすると、それをさらに取り繕うために、さらに粉飾をしていくという崩れそうな積み木を続けていくような感じなんでしょうな。


粉飾の論理
粉飾の論理高橋 篤史

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