›2 20, 2007

ヤクザが巣食う上場企業

Category: アントレ(起業) / 0 Comments: Post / View

ヤクザ元会長がゆびとまの経営者となっていたことで問題となっているが、この例のような形でヤクザが上場企業の乗っ取りを画策している気配が感じられる。

ゆびとまの場合は非上場であるが、インデックスへ売却を試みて失敗している。そもそも当時ヘラクレス上場企業であったアドテックスを破産前に資産隠しをした容疑で逮捕されているが、企業の買収や資産評価、資産隠しに関して高度な知識を持っていると思わせられる。

税理士など指南役がいるのだろうか?

ちなみにアドテックス破産前の状況を見ると、MSCBを発行しており一般投資家から資金を巻き上げられるだけ巻き上げている形跡がある。

この例から見てもわかるとおり、資金繰りに悪化した企業が最後に向かうのは裏社会であり、上場企業でも町の中小企業がヤミ金に手を出すのと同じような形で一線を越えていってしまう。

最もその途中では不明瞭な増資やMSCBのような形で一般投資家へも負担をかけるのだが。

調べてみると、資金繰りが悪そうな上場企業はMSCBで無くとも怪しいファンドへの新株発行をしている企業がいくつもある。
当初は資金繰りさえうまくいけば乗り越えられ、やがてかつてのように花が咲くという楽観的観測からヤミ世界の金に手を出してしまうという構図だろう。

資金繰りの悪そうな会社、赤字が続き債務超過寸前の会社のIRを見てみよう。あまりIRは充実していないだろうが、開示義務から増資について見えるはずだ。大量保有報告書の住所などから増資先の構図が浮かび上がる。

そういったのを色々調べているBlogだとか掲示板の情報もある。

上場時には暴力団との関係は厳しく市場や証券会社、監査法人からチェックされるだろうが、上場後は放置されているような会社もある。

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