›11 26, 2006

生命保険

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生命保険は、死亡、疾病、負傷、生存といった人に対するリスクにお金で備えるものである。生保の場合、契約した日以降に起きた死亡など事故に対して、保険金の全額が支払われるが、貯蓄の場合は、必要額に達するまで時間がかかる。

生保は、リスクをヘッジする商品というよりは、リスク発生時の資金調達を容易にした商品と見ることができる。

□生命保険の3つの基本形
・死亡保険:死亡、高度障害状態となったときのみ支払われる
・生存保険:満期まで生存していた場合のみ支払われる
・生死混合保険:死亡保険と生存保険の組み合わせ

□保険料算出の原則
保険料は大数の法則と収支相等の原則に基づいている。

・大数の法則
個々の事象は偶発的なものであっても、事象を多く集めて大数でみると、一定の法則が見出せる。
統計学である。サイコロは振る回数が増えれば、1/6の確率でその目がでる。

生命保険では、個々の加入者の健康状態を告知や審査により把握して、統計的なデータで事故の起こる確率を換算している。

・収支相等の原則
契約者が支払う保険料の総額とその予定運用益の合計額が、市は割れる保険金額と予定経費の合計に等しくなること。
もっとも予定経費の合計が怪しいが。

□予定率
保険料は主に3つの予定率を基にして計算される。
・予定死亡率:統計をもとにした1年間の死亡者数の割合
・予定利率:保険料の運用益の割引率
・予定事業費率:生命保険事業にかかる経費の割合




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