›6 27, 2006

株主投資利回り:TRS(Total Returns to Shareholders)

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株主投資利回り(TRS)とは主に、1~3年の期間での株主価値の上昇率を示す。株主価値の上昇には、株価の上昇、配当を指標とする。そのため上場企業でないと評価が困難である。

企業の過去の株価、配当から企業価値(投資に値するか)を主に判断する。企業価値は上場企業であればヒストリカルデータが得られるので非常にわかりやすい。また企業価値が株価という財務諸表とは直接関係無い評価で得られることも重要視されている。

但し欠点として、株価の変化を最重要視しているところ、将来を判断するのに不確定なところが多いことがあげられる。

株価は企業努力だけで変化するのではなく、経済状況、将来の期待値が反映され大きなインパクトを与える。
例えば、CEOが変わると発表したため株価が急上昇することがあるが、その時点では会社の状況はまったく変化していない。将来の期待値が反映されているだけだ。だがその時点でのTRSもまた高く出てしまう。

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