›10 27, 2005

細野真宏の世界一わかりやすい株の本はキケン(らしい)

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細野真宏の世界一わかりやすい株の本
4163671102細野 真宏

文藝春秋 2005-06-10
売り上げランキング : 86

おすすめ平均 star
star●新聞がわかるようになった!!
starなるほど!と、とにかく感動しまくり!!
starこれこそ、まさに教科書!

「株主価値が時価総額を担保している」なんて、この著者に言ってもチンプンカンプンなんでしょうね。

「売れてる本=本当のことが書いてある」とは限りませんからね。
ご注意を。

それにしても、あまりにもひどい内容にびっくり。
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2005/10/26-1604.html

ま、この本に限らず、売れまくった経済学の本にしても何故売れたかわかりませんな。
この筆者は数学の塾教師ですが、数学の参考書がそもそも売れまくったのですが、売り方がうまいなーと思いました。タイトル、売れる表紙、イラスト、話しかける言葉。
数学の内容的には、普通の参考書が書いていることをやさしく語り口調で説明しているだけ。(それが売りか)

結局大衆というのはこの程度のものなのだろうと思います。


経済学の本にしても、ちゃんと教科書を買って勉強し、経済新聞を読めば良いのに。
「売れる」というのはもはや日本では低レベルな内容で書くということに近くなってしまったと感じる。

売れるラーメン屋は、まずくても、雰囲気、売り込み方(雑誌掲載など)によって売れるし。

ひどい音楽、へたくそな歌でも売れるし。ブサイクでもアイドルになれるし。


大衆はアホやのぅと思って笑っている奴がいることにいいかげん気づけ!

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