労働時間、賃金の労働条件が劣悪では、通常だと勤労意欲が低下する。
しかし、労働条件が一応の水準に達している場合には、「人間関係管理」に
よって著しく従業員の勤労意欲ややる気に影響を与える。
経営者(使用者)は、従業員の管理において単に上から下への指示命令だけ
でなく、信頼関係に基いたチームワークのもとで、従業員の協力を得て、
士気の向上と主体的な行動を引きだすことが大切だ。
経営者にとって労働者の価値は、低賃金でも賃金以上の会社への
貢献が得られるが全てだ。労働者で、自分が会社の利益にいくら
貢献して、賃金としてそのうちいくら支払われたのか?自分の会社
における付加価値は?などと考える労働者は稀。
安く雇える理由は以下のに分類できる。
(1)若い
(2)仕事自体が面白い
(3)労働者が金に固執しない
「給料はいくらでもいいです。とにかく御社で仕事がしたいのです」
こんなこと言われたら、経営者としては笑いが止まりませんね。
どこまでも賃金を値切ることができる。でも仕事はきっちり・・。
<<<経営者の方へ>>>
労働者にあまりにも依存する組織は危険だ。
経営コンサルタント、医者、弁護士がその職業において会社
をつくっても大企業に発展させたり、不労所得が入る仕組みを
つくることは絶望的だ。
あまりにも属人的な職業で、組織の一人一人の能力に依存し
てしまうからだ。
優れた組織とは、経営者がまったく関与しなくとも自ずから組織
のシステムが利益をあげ続けるような仕組みである。