›5 18, 2005

ワン・トウ・ワン・マーケティング

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今や死語になった「オプトイン・メール」についてちょっと載っています。

マス・マーケティングに対して、リレーションシップ・マーケティングや
ワン・トウ・ワン・マーケティング、CRMがあることはは以前説明したと
おりである。

顧客識別マーケティング:Vol.44
CRM:Vol.54
で説明した。


□リレーションシップ・マーケティングが何故もてはやされたのか?
タイトルそのままの本が出版されたからである。
1992年、米国で『Relationship Marketing』が出版された。
その後リレーション・マーケティングという概念(同義)も出た。

著者のマッケンナ氏は、リレーションシップ・マーケティングを「知識と経
験のマーケティング」と呼んだ。企業は技術、競合、顧客層、競合環境を変
化させる新技術動向や自社の組織、能力、計画、ビジネスの進め方について
の知識を習得する必要があるという主張だ。

製品企画段階から、顧客志向に合う製品をつくり、ターゲティングでニッチ
市場を占有することを目的とし、顧客から取引先まであらゆる関係者とのリ
レーションシップを築き、自社製品を向上させるのだ。


□ワン・ツー・ワン マーケティングは?

1993年に出版されたベストセラー『One to One Future』(『ワン・ツー・
ワン マーケティング』ダイヤモンド社刊)はドン・ペパーズ&マーサ・ロ
ジャースの共著で瞬く間に全世界に広まった

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ワン・ツー・ワン・マーケティングの基本的な考え方は、顧客のニーズをま
ず聞き、そのニーズに合致した製品やサービスを提供する、というシンプル
なものだ。完全な顧客志向のマーケティングだ。

まあ、リレーションシップ・マーケティングと同義で使われることが多い。


□3匹目のどじょうはパーミション・マーケティング
顧客との良好な関係づくりにおいて、コミュニケーション上の重要なコンセ
プト“パーミション・マーケティング”を提唱したのがセス・ゴーディン氏だ。

顧客とのコミュニケーションを始めるに当たって、企業は客のパーミション
(許可)を得なければならないというシンプルな概念だ。パーミションとい
う概念が強く意識されたのは、迅速て容易に客のレスポンスを確認できるイ
ンターネット技術が台頭したからだ。

これもまた、マス・マーケティングに対する反発を意識している。
セス氏の理論はあいまいであまり論理的とは言えないが、多くの事例からす
るどい発見をしている。

例えばマス・マーケティングをインタラプション(妨害)・マーケティング
として批判している。確かにそうだ。見たくもないCMを見るし、美観を損ね
る看板やPOPだらけだ。パーミションを取っていない。

セス氏はマス・マーケティングの効果は下がるといっているが、筆者やはり
マス・マーケティングの威力は多大だと考えている。消費者が積極的になる
機会は実は非常に少ないと感じるからだ。

消費者は与えられた流行に乗せられる。自ら流行はつくらないのだ。
本だって平積みで多く置いてある本を買う。CDだってそうだ。能力でなく
TVで一番多く見る芸能人を評価する。
だからマス・マーケティングは21世紀も絶大な威力を維持するだろう。


□CRM
さて、こういったマス・マーケティングに対するアンチテーゼの総称的な
概念として、CRM(Customer Relationship Management)がある。これは
以前説明したとおり、消費者も自社も包み込むマネジメントだ。


□オプトインメールとは(opt-in email)
さて、いよいよオプトインメールだ。
企業が消費者の同意を得たうえで送る電子メールのことをオプトインメール
という。

オプトインメールでは、受け手であるユーザーが、そのメールの届く理由と、
送り手である企業との関係を認識している。要するにオプトインメールは
「パーミション・マーケティング」実現の手段なのだ。

だが、このパーミションも以外に難しいかもしれない。オプトインメールを
利用している人は、最初に企業から例えば「どの分野に興味がありますか?」
と聞かれ選ぶ。
だが、実際に送られてくるのは、確かに同じ分野だが、まったく面白くない
ことがほとんどなのだ。

とまあ、こんな感じで、インとアウトがある。

オプトイン:自らの意思で電子メールを送ることに同意
オプトアウト:不要と意思表示しなかった人へ電子メールを送る

アウトはパーミションを得ていない。

パーミション・マーケティングとして具体的には例えば以下の会社がある。
Vmail http://www.vmail.ne.jp/
はいめーる・net http://www.haimail.net/
iMiネット http://www.imi.ne.jp/
DE‐mail http://www.demail.ne.jp/
ポイントメール http://www.pointtown.com/
info@Mail http://www.infomail.ne.jp/
M@ilin http://www.mailin.ne.jp/
Dragon-mail http://www.dragonmail.ne.jp/
ナビプラス http://www.nttnavi.co.jp/
Anet http://www.anet.ne.jp/


もうすぐパーミション・マーケティング、メール・マーケティングの大家で
ビッブフットジャパンのCEO武田さんが「オプトイン・メール」について
寄稿してくれる。楽しみにしていてください。

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なんだか、転職や人材バンクがネットを利用して簡単にできるようだが。
ここ1年くらいで急に増えた気がしますね。
ネットを活用して転職した人がいらしたらメールください。
人材バンクの格付けをしようと思っています。

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