›5 14, 2005

顧客進化

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当時はまだ「チーズはどこへ消えた?」の類似本がまったく発売されていなかったんです。どこよりもいち早くこの本のアンチテーゼをコラムに書きました。
その後、やはり同じ考えの人はいるようで、沢山の類似本が出版されましたね。


前回のアンケートの結果が出ました。
□支持政党を教えてください。
No. 選択肢 人数 割合
1 自民党 90人 25%
2 民主党 54人 15%
3 公明党 10人 3%
4 共産党 27人 7%
5 社民党 15人 4%
6 自由連合 2人 1%
7 保守党 4人 1%
8 自由党 27人 7%
9 自由と希望 5人 1%
10 その他・支持政党なし 129人 36%

皆さんたくさんのご意見有難う御座います。
読者の方からのご意見は以下URLからご覧になれます。
http://clickanketo.com/cgi-bin/cb.cgi?q0000474828

今度は逆の質問をしてみましょうか。
□一番嫌いな政党を教えてください。

◆自民党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887af1 >
◆民主党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a62 >
◆公明党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887ad3 >
◆共産党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a44 >
◆社民党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887ab5 >
◆自由連合
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a26 >
◆保守党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a97 >
◆自由党
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a08 >
◆自由と希望
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a79 >
◆その他
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?r00004887af1 >
■途中経過・最終結果を見る
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00004887a80 >
■コメントボード
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/cb.cgi?q0000488727 >


▼ 顧客進化 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(´_`) 「確かに金持ちマダムはうちの利益に貢献しているよ。でも若者も
引きつけたい」

若者の客はまったくいないの?

(^^; 「いるよ。店には入ってくれてもなかなか買ってくれない。買って
くれてもリピーターにはなり得ない。」

ならば、そのような見込み客を得意客に進化させる戦略を考えるべきだよ。

(-_-;) 「そうだけど、マダムの宝石ってイメージを払拭するのはなかなか
大変そうだな。得意客になってくれる若者いるかな?」

じゃあ、マダムでなくてどういう客がいたら若者は引きつけられる?

(^-^) 「藤原紀香のような一流の女性が身につけているCMとかいいね」

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▼ 解説 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■顧客進化
顧客進化とは見込み客を得意客、さらには自社の代弁者、自社とともに成長
を歩むパートナーへと進化させることである。

目的は、顧客をより自社に貢献してくれる存在へ変化させることだ。

この前提には顧客は平等ではないという考え方がある。
近年この考え方は急速に発展したが、もしかしたらホステスから広まったの
かもしれないと筆者は感じている。

・見込み客
商品をこれから買おうとしている客、もしくは今後定期的に購入しそうな客
・得意客
いわゆる常連客
・支持者
自社やその商品を支持してくれるファンでもある客
・代弁者
自社やその商品を積極的に宣伝してくれる客、サポーター。
・パートナー
自社の発展をともに歩むべく、忠告やアドバイスまで行う熱狂的ファン。

         ┌───────────┐
         |    見込み客   |
         └───────────┘
               ↓
         ┌───────────┐
         |    得意客    |
         └───────────┘
               ↓
         ┌───────────┐
         |    支持者    |
         └───────────┘
               ↓
         ┌───────────┐
         |    代弁者    |
         └───────────┘
               ↓
         ┌───────────┐
         |   パートナー   |
         └───────────┘
 

注意しなければならないのは、顧客退化のスピードは進化よりも遥かに速
いことだ。
顧客を進化させても、維持するのに多大な労力が必要であることを事前に
認識する必要がある。

数年前シロガネーゼと呼ばれる主婦がブレイクした。
白金の超高級住宅地に住む一流の女性陣のことを指す。
彼女たちはファッション、グルメにうるさく、センスは抜群であった。
彼女たちが推薦してくれた、メーカーや店は瞬く間に人気が上昇した。

裏から見れば、メーカーや店は彼女たちをうまく利用して、代弁者、パート
ナーと成長させたと言える。

広末がまだ女子高生だった頃、広末関連グッズはオークション等で高価格で
取引されていた。広末は大人気で出演したCMの商品は飛ぶように売れ、
グッズはどこまでも価格が上昇する気配さえ感じた。バブルだった。
その後、大学生になったせいか、男ができたせいか、バブルは崩壊した。
筆者は今でも広末のテレカを所持しています。売りタイミングを逃してし
まいました。
またブレイクしてくれないかなぁ?

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▼ コラム ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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「チーズはどこに消えた?」のアンチテーゼとしての童話をつくりました。
※アンチテーゼ:
(ある理論・主張を否定するために提出される反対の理論・主張)

タイトル 「チーズは何故消えた?」

ある迷宮が舞台で2匹のねずみと2人の小人がいた。

彼らにとってチーズはとても大切なもので、チーズを迷宮で見つけるのに
とても苦労したがついに見つけた。

見つけたチーズは大量で、ねずみも小人もとても満足した。
ねずみも小人もとても満足した。ねずみはチーズを見つけたあとも生活を
変えなかったが、小人はチーズを確保するためにチーズの側に家を建てた。
幸せな日々が続いた。
ところがある日突然チーズが消えた。

ねずみはすぐに別のチーズを探しにあてもなく迷宮を探しに行った。
小人はチーズがなくなったのが信じられず、何故なくなったのか、その原因
を追求しようと思った。

ねずみは迷いながら迷宮をさまよった。
小人は原因を追求したが、なかなか原因が見つからなかった。
小人はねずみたちのことを考えた。
「もうねずみは新しいチーズを見つけたかな?」
小人も原因追求をやめて早く新しいチーズを探しに行きたかった。

でも小人は原因が分らないまま、解決しないのが嫌だった。
チーズがなくなったのには必ず原因がある事を小人は知っていた。
それは人間の叡智だからだ。
だから、小人は必死で原因を追求しようとした。

ふとチーズの部屋を見るとそこには、とても狭い隙間があるのに築いた。
わずかに光が漏れている。
小人はその隙間を覗き込んだ。

そこには大きな人間がパンにチーズをはさんで食べているのが見えた。
小人は2人で協力して、そのすきまをひっぱった。
だんだんとすきまは大きくなって、ついに小人が通れる程の大きさになった。

隙間を通っていくと、そこは光に満ちていた。迷宮の中は暗闇だったけど、
そこの世界は大違いだった。

迷宮は真暗で、寒く、狭い道が入組んでいたけど、そこは暖かく広く、自由
だった。

迷宮の外の世界には、チーズはなかったけど、たくさんの野菜と果物と水に
溢れていた。
小人は外から迷宮を見た。
迷宮と思っていたのはただの白い箱だった。
とても広いと思っていた迷宮は、外の世界から見ると、ただの小さい箱だった。
小人はチーズはなくなったのではなかった。動かされたのだとわかった。

小人は自由を手に入れた。
小人はねずみのことを考えた。
そしてはやくねずみが狭い思考から脱してくれることを願った。

小人はもう迷宮のある白い箱に戻る気はしなかった。
ねずみが迷宮から出る事ができたときのために、小人は白い箱にこう書いた。
「とことんまで考えよう。物事には必ず原因があるのだから。」

そして光の満ち溢れる世界に走出した。
どこからか女の子たちの笑い声が聞えてきた。
小人は女の子の存在を知らなかったが、とてもうれしくなった。

小人は女の子たちの声のする方へ走る前に壁にこう書いた。

「急いで行動する必要はない。ゆっくりと回り道をすると思いがけない宝物
に出会えるかもしれない」

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チーズはどこへ消えた?
スペンサー ジョンソン Spencer Johnson 門田 美鈴

バターはどこへ溶けた? Who Moved My Cheese? 人生の贈り物―あなたの探し物は何ですか? プレゼント The Present: The Gift That Makes You Happy and Successful at Work and in Life
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