イラクで人質になった斉藤氏の過去の経歴が知られて、世間はフランスの外国人部隊だとか傭兵だとか戦争請負会社に急に関心が高くなったと思う。
ボクの場合、結構前からそのようなテーマには関心が高かった。
SAPIOに高部氏というプロの日本人傭兵の連載があったり、彼はたけしのTVタックルにも登場していたから。
傭兵の誇り―日本人兵士の実録体験記 高部 正樹 by G-Tools |
日本人の場合、戦後去勢されて、平和ボケしている国民と決別し、冒険だとか生きる意義を見出そうする若者が、戦争の世界へと向かうという気持ちがボクには理解できる。
日本は戦争を放棄した国なんだ。
だから他国と交渉するとき、軍事的圧力をかけられたとき、アメリカのケツをかがないと何も出来ないのが日本なのだ。(今世紀からの特に酷くなったアメリカの覇権だとか理不尽な戦争に対して、ようやく日本の若者も反米意識を持ってきていることを日々感じる。戦後から70年代以前に生まれたものは、保守は親米だし、多くのものがアメリカに憧れさえ抱いているのも未だに感じるが。。)
話がそれたが、アメリカは戦争をアウトソーシング(外注)していることがわかった。
アメリカ軍にはアメリカ国籍が欲しい(貧乏国家や独裁国家からアメリカンドリームを夢見る連中)からと他国からも戦争に参加している状況だ。(アメリカ国籍や永住権がもらえる可能性が高くなる)
それに加えて、戦争請負会社だ。
戦争はなんだか自分の手を汚さない連中による利権とゲーム感覚のような気がしてきた。
ところで、ボクはフランスという国をちょっとすごいと思っている。
アメリカに対して「No!」とはっきり言える国家だから。
それは単に核という強力な軍事抑止力を持っているという以上に理由があると思う。
ところで、フランス外人部隊に入隊する人はその軍役を全うするとフランス国籍が取得できるらしい。(フランスの国旗を掲げて戦争に参加するのだから、フランスに忠誠を誓っているのと同じだ)
戦争請負会社 | |
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