›5 11, 2005

垂直的マーケティング・システム(VMS)

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またしてもマイライン。こんなアンケートをとっていたのが懐かしい。

マイラインはどこを選びましたか?

途中経過・最終結果を見る

▼ 垂直的マーケティング・システム(VMS) ▼━━━━━━━━━━━━━

(^-^) 「なるほど。チャネルの政策によってブランドも価格も違ってくる
 んだね。」

逆だよ。ブランドや価格設定によって最適なチャネル政策を選択するのさ。

(>_<) 「で、前回の続きのVMSって何なのさ?」

フランチャイズのコンビニはわかるよね。製造から販売までやっているキミ
のとこのような宝石店もあるよな。要はチャネルの上流から下流までの統合
力の種類のことさ。

(^3^) 「なんだ。簡単ですな。」
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▼ 解説 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□垂直的マーケティング・システム(VMS)
伝統的なチャネル政策から、より長期的な取引関係が求められるようになり、
VMSと呼ばれるチャネル政策が構築されるようになった。

VMSには統合度の高い順に以下の3つのシステムがある。
ここで統合度とはコントロール力とも言える。
・企業システム
・契約型システム
・管理型システム

(1)企業システム
特定の企業の資本の元にチャネルの異なる段階が統合されているシステムで
ある。
メーカーにおける卸、小売の設置。小売における卸、製造部門の設置がある。

(2)契約型システム
資本の異なる企業の間で契約によってチャネルの異なる段階が統合されている
システムである。
ボランタリー・チェーン、コーぺラティブ・チェーン、フランチャイズ・シ
ステムがある。

(3)管理型システム
資本の異なる企業の間で厳密な契約によらずチャネルの異なる段階がチャネ
ル・リーダーのもとにゆるやかに統合されているシステムである。

どのタイプのVMSを自社チャネルとして採用していくかは、経営戦略の一貫と
しても非常に重要である。次回からチャネル選択の意思決定を見ていこう。

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▼ コラム ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■アメリカの価値観
アメリカの価値観は非常に一方的だと感ずる時がある。
えひめ丸の事件は日本とアメリカでは捉え方の価値観が違うと認識しなけれ
ばならない。
ワシントンポストが2月26日ではアメリカは十分すぎるほど謝罪したなど
と述べている。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A59562-2001Feb26.html
よく読むと「日本人は自らの問題について謝罪していない。日本人は過去の
戦争について謝ろうとしない。」
などと本件とは関係のないキチガイじみた主張をしている。
これに頭に来たのは筆者だけではないだろう。

日本は敗戦国だからということで、いつまでこのようなことを言われ続けな
ければならないのか。
クリントンは広島、長崎の残虐な原爆の犠牲者に対して言った。
「合衆国大統領として被害者には謝罪する必要はない」
これがアメリカの価値観なのである。
現大統領のブッシュはアメリカがどのような時戦争をするのかというメディア
の質問に対してこう答えている。
「合衆国の価値観を否定されたとき戦争をする」
イラク、コソボの空爆もこれで納得できる。だが、チベットでは中国による虐
殺と侵略が行なわれ、中国はチベットも台湾も自国の領土だと主張している。
チェチェンの問題もある。世界には問題が山済みだ。
これらを黙認するのもアメリカの価値観だったのか。
近年アメリカに進出している日本企業に対する過剰なバッシングが繰り広げら
れた。
三菱自動車の件、ブリジストンの件は日本企業だからあそこまでバッシングさ
れたのではないかと思う。

日本には日本の価値観があるはずだ。

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