›10 22, 2012

ハシシタ -奴の本性 (週刊朝日)は人権侵害だ

Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments: Post / View

橋下市長に対するバッシングはこれまでも週刊誌各紙で繰り広げられてきた。しかし今回の佐野眞一氏の連載記事「ハシシタ」の内容は酷い。
記事の内容に関しては、これまで週刊誌やネットでも見れる内容であり目新しさは感じられない。
しかし、問題なのは最初から橋下氏の人格を、「敵対者を絶対に認めないこの男の非寛容な人格」などと否定し、ヒトラーと例え、さらにはこのような人格が形成されたのは血脈つまりDNAの問題だと結論付けているように見受けられることである。

現在の社会では、個人の人格を人種やDNAなどによって劣っているなどと主張することは差別に当たる。これは表現の自由を逸脱した行為である。
朝日新聞出版と親会社である朝日新聞社は週刊朝日のこの連載の中止を発表して橋下氏に対してお詫びのような表現を行っているが、佐野氏に関しては、部落を地名表記したことに対して詫びているのであり、血脈や個人の人格を否定していることに関して橋下市長に対してはいっさい謝罪していない。
部落があるとされる八尾市安中という地名に関しても、橋下氏の出身に関しても、これは過去の週刊誌での報道やWikipediaにも掲載されていることである。
また、八尾市安中という地名に関してもGoogleで検索すれば真っ先に部落や同和問題のページが出てくるし他の週刊誌でも既出であることからも週刊誌で表現されたことはタブーではあるが、今回初めて公にされたということではない。

また、橋下氏の父がヤクザで自殺したことや従兄弟の殺人事件に関してもこれまで報道されていることである。

連載記事はこのような公知の内容を書きながら、人格や血脈の問題を出してバッシングしたことが重大な人権侵害に当たるのだ。しかも、この佐野氏の連載が酷いのは政治家にとって大切な政策に関する議論を一切行わず、性格や人格を攻撃するという卑劣な行為を行っていることである。

このような攻撃を受けながら堂々としている橋下氏はたまげたものである。過去の生い立ちが人格や行動に大きな動機があるだろうが、部落の血が入っているだとか、ヤクザの血筋だとかは関係ないだろう。このような表現をするジャーナリストに対して憤りを感じた。

これほどまでのバッシングを受けたら普通の人間なら大きな精神的苦痛を受けるだろう。これほどまでのバッシングをものともせずに、自分の信念を貫き通せるほどの政治家、人間は平和ボケした現代ではそう多くは無いと思う。橋下氏の今後には大きな期待をしている。


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