›6 05, 2012

虫歯は怖くない。怖いのは歯周病。高水圧で歯のメンテナンス

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子供の頃、歯医者に行くのが怖かった。治療器のモータの音は未だに嫌いだ。
しかし、現代的な歯科は幼児がまったく怖がらず、痛みも無く治療できる。
レーザによる無痛治療と虫歯になりにくい歯にする熱療法は、今や歯医者の必須アイテムとなった。

その一方、人口が減り収入源の設備投資に余裕が無い町の歯医者は、古い技術と設備で昔ながらの治療をしているところが多く、歯医者の廃業は非常に増えている。
近代的な歯医者は、経営と治療の分離が行われ、最新設備と合理的な治療法を施す。

米国では、注射による麻酔ではなく、ガス麻酔で眠っている間に治療する療法が確立されてきた。

虫歯の治療は削れば治る。神経まで達していると神経を抜く必要があるが。

厄介なのは歯周病など、殺菌により歯がダメになり抜歯しなければならないような状況だ。
抜歯した後は、昔は入れ歯かブリッジが当たり前だったが、保険費適用とはいえインプラントが発達してきた。

しかし歯には金がかかる。定期的に頻繁に歯科に行ってメンテナンスをする人の方が、歯にかけるトータルコストは安いというデータもある。

一回歯の治療が必要になると、とても高額なのだ。そして子供の頃のような虫歯による治療というよりも、むしろ歯茎の治療、歯周病の治療、インプラントなど莫大な費用がかかることが大人になってから多くなる。

毎日、歯を磨いているからと安心していないだろうか?
そう思っていたけど、実はそうでもない。大人の歯は、子供の歯と違って虫歯になり安い個所が歯と歯の間である。
そのため、フロッシング(糸ようじ)での歯の間のゴミ取り、プラーク取りが欠かせない。
今でこそ誰もが当たり前のようにやっているが、初めてやった時に取れたプラークとあの腐ったような臭いが忘れられない。

磨いた後の殺菌用のうがい液も効果が高い。

しかし、歯茎のメンテナンスとしては不十分だ。大人になるにつれ歯茎は加齢で後退してくる。年寄りの歯は、歯茎が下がってしまって歯と歯の根元に隙間ができてそこにゴミが詰まり易い。見栄えを気にする人は欧米人では当たり前のように整形外科で歯茎を若返らせる治療を行う。

歯と歯茎の間から殺菌などが入ったり歯茎が弱ってくると歯周病になり易い。歯を磨いたら血がでたり、押したら痛かったら要注意だ。

歯周病の治療やメンテナンスに良いのが水圧で歯と歯茎の間を掃除したり、歯茎に水圧刺激をする機械だ。

水圧のジェットウォッシャーがどういうものかというと、水に高い圧力をかけて小さなノズルから噴き出させて、歯と歯の間や歯茎などの細かいカスを吹き飛ばそうというものである。
使用してみると最初の数日は痛みが感じるが、2週間も経つと痛みはまったく感じず心地よい。歯茎の色が健康そうなきれいな色に変わることもわかる。
歯周ポケットの中まで水圧で掃除されていることも感じ取れ、歯茎はいつも引き締まった感じとなった。

歯の治療は金がかかる。
日頃のメンテナンスが大切なのは、高級品にはつきものだな。


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