›10 17, 2011

カロリーを意識した生活をしよう

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肥満は体調に大きな影響を与えている。見た目はスマートでも隠れ肥満や、体内脂肪の多い人もいる。
流行語にもなったメタボリックシンドローム(通称メタボ)は、内臓肥満に高血糖や高血圧を合併した症状のことであるが、近年では腹の出ている人のことをメタボとも呼ぶまでになってきている。

肥満により心臓の負担は増し、糖尿病などにもかかりやすくなる。
そして、日本人男性の40代から60代の肥満者は30%を超えているのだ。

食料過多、栄養過多である現代において、カロリーの取得と消費を意識した生活は非常に大切である。
毎日どれ位のカロリーを取っていて、どれくらい消費しているのか。過剰なカロリーは体内に蓄積され肥満となる。

食事の量は人によってそれぞれだが、成人男性の平均で約2500kcal程度を取得している。もちろん多食の人は3000Kcalを遥かに超える量を取得している。
取得したカロリーは、基礎代謝と運動によって燃焼されるが、概して過剰なカロリーを取得している。

ダイエットでは、取得するカロリー量を減らして、燃焼させるための運動を行うのが一般的であるが、実はこのダイエットには落とし穴がある。
運動によって燃焼されるカロリーは非常に少ない。トレーニングジムのジョギングマシーンなどでカロリー燃焼量を測れるが、汗びっしょりで長時間やって体力を消耗したつもりでも、卵1個分のカロリーも消費していなくてガッカリしたことがある。運動の後にビールなんか飲んで、かえってカロリー取得が増えたなんて笑い話だ。

ダイエットも適正に行わないと、基礎代謝が低下して太りやすい体質になることがわかっているのだ。ダイエットをするのであれば食事の量はもちろんであるが、基礎代謝にこそ注意を払うべきである。

さて、日本人は食べすぎであるという根拠は下記の計算式でわかる。

 適正カロリー取得量(kcal) = 標準体重(kg) ×25~30(kcal)

日本人の平均である170cmで計算すると、1590~1908kcalとなる。このレンジは、デスクワークなど運動をほとんどしない人からある程度体を動かす仕事をしている人という意味だ。

手軽な食べ物で言えば、牛丼(並)が660Kcal、食パン1枚で約200Kcal、ハンバーガー約300Kcalといった数値である。
要するに、現代の食生活では簡単に適正カロリー取得量を超えてしまうのだ。
ファミレスなどではカロリー表記されている店も多いので注意して、どのような食事がどの程度のカロリーがあるのか注意を払ってみると良いだろう。



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