›2 04, 2011

ペニーオークションはスゴイのか

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これまでインターネットオークションはどこも仕組みが同じなため、どこの国も参加者が多いサービスを提供する1社が独占に至った。
米国ではeBay、日本ではヤフオクだが、世界トップのeBayが日本で見事にすっ転んだ現象を見ていた。また数社のネットベンチャーによるオークションサービスの参加を見てきたが、サービスの拡充と集客力という初期投資とスピードが圧倒的に勝敗をつけるということをその時知った。

ところで、これまでとは違った形態であるペニーオークションが話題に上っている。

一般のインターネットオークションでは、入札まで費用がかからず落札者した1名だけが支払う仕組みであるのに対して、ペニーオークション”は、落札に関わらず入札するたびに手数料を支払う仕組みである。

仕組みだけ聞くと一般のオークションよりも手数料がかかり、劣ったシステムに見えるが、毎回手数料をかけつつ競り落とす仕組みにゲーム感覚があるのか人気である。しかも市場価格よりもかなり格安で入手できるケースもある。
逆にゲームに負けた者は商品を手に入れられず金だけかかったことになり、その怒りからかクレームも多いようである。

ペニーオークションの人気に火をつけたのはサイバーエージェント運営のアメブロの芸能人ブログといわれている。
ほしのあき、東原亜希、永井大など複数の芸能人が複数の芸能人が、ペニーオークションで落札した体験談をそろってブログに掲載したのだ。
アメブロには、ペニーオークションではないが、ブログを利用して企業などから商品の紹介を受け、芸能人に体験談をブログに掲載してもらうという広告サービスメニューも行っているとのことや、サイバーエージェント子会社がペニーオークションを運営していることから様々な疑惑がネットに書かれている。

毎回参加者が入札する仕組みは、損益分岐点を越えるまでは入札が行われるようにプログラムして、金を巻き上げた後で一般入社者に落札させないのではないかといった疑惑もあるようである。

しかし世界的にペニーオークションで成功して支持を集めているSwoopoもあるので、注目しているところである。

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