›12 16, 2010

フラッシュマーケティング

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フラッシュマーケティングとは、割引価格や特典がついたクーポンを期間限定でインターネット上で販売する手法で、フラッシュの語源は短期間、限定期間であり、その間に集客と販売を行う手法である。
以前からタイムセール、限定販売など、期間や数量を限定した販促方法というのは当たり前に存在する。
それがインターネットを利用することにより、より短期間で広範囲に販促ができることから注目されているのだろう。注目されるようになったのは、やはりインターネット・クーポンのグルーポンによる成功によるだろう。

インターネットが登場してからはバイラルマーケティングというネットでの口コミ利用のサービスが話題をさらったことがある。それがWeb2.0になりSNSやTwitterの登場で更に口コミ効果が高くなり、ネット利用者が増えたことからフラッシュマーケティングの環境基盤が出来た。

既存のクーポンとの差別化として、バラマキではなく、有効期限と配信数を限定することにより、提供する商品やサービスの在庫に対して適正な販促マーケティングを行うことができるのも特徴である。

ITの活用による在庫、販売、期間の適正化と情報収集、マーケティングの評価が簡単に精度が高くできるようになったのも背景としてあるだろう。このような手法はより発展を遂げることができると思われる。何しろ、実際の販売というのは非合理な部分が大部分を占めているからだ。
サービス業であれば、イベント、季節要因など様々な要因によって販売が変動する。実店舗であれば空席率・稼働率が様々な要因で変動する。またITを利用しない販促活動であればフィードバックを得るのが難しいからだ。だいたい、小売というのは週末に集客が集まったりと平準化させるのがこれまで難しかったが、割引を利用してでも平準化することによって生産性や収益性を向上させる方法がまだまだあるだろう。


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