›11 15, 2010

ティー・パーティ(Tea Party)現象がようやく話題に

Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments: Post / View

米国でティー・パーティと呼ばれる草の根運動的な政治運動が盛り上がっている。直訳すると茶会党だが、実際語源はアメリカがまだイギリスの植民地だったころに、紅茶の税金を上げた宗主国に対して行った反対運動から来ているそうだ。
税金を上げることに反対するという根本的な政治テーマは、民主党(リベラル)の大きな政府に対する反対を行っている。
具体的には、ブッシュ減税の継続、相続税廃止、国民皆保険廃止、FRB(中央銀行)廃止、IRS(税務署)廃止を打ち出しており、オバマ政権の目指す方向性とまったく違う。
大きな政府は、社会保障という名のもとに富を再分配しており、一般市民から強制的に金を巻き上げ、社会的弱者に分配されてしまうという主張を聞いた。
先進国共通の課題であるが、少子高齢化、失業率の上昇と社会的弱者が増加することによって、それをどう解決していかなければいけないかが問われている。

日本では、このティーパーティのような主張をしたらとても選挙には勝てないだろう。それほど高齢者や公務員や既得権益者が多く、強いのだなあと思う。

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