尊敬する起業家、いや尊敬する男としていつも真っ先に思い浮かぶのがリチャード・ブランソンだ。
起業家としては冒険家としてのほうが有名かもしれない。レコード会社、航空会社で成功した彼は派手やかな生活をしていると思われがちだが、実は彼の人生は挫折の繰り返しだった。
思うところがあって、久し振りにリチャード・ブランソンにまつわる本を色々と貪るように読んだのだが、何度も目頭が熱くなった。
イギリスの名門小学校で問題児となり、運動神経抜群だったのに、足の複雑骨折で挫折したり、中卒で、仲間と出版社を立ち上げるが何度も挫折を繰り返す。レコード会社を立ち上げてからも、航空会社をつくっても、何度も何度もより大きな困難が彼を襲う。
だけども、彼は諦めない。冒険家として有名になったのは何故か。もともと起業家特有のチャレンジ精神、命の危険を感じるスリルを求める性格からか。もっと大きなのは小さな航空会社の知名度向上だった。
だが、冒険家になるのはそんなに甘くなかった。ここでも挫折の繰り返しだ。
そんな繰り返しが結局成功に至るプロセスなんだと思い知らせてくれる。あきらめないことで人間が成長し、交渉力がつき、度胸もどんどん据わってくる。
自分もこんな風に生きたいと思わせてくれるので、やはり定期的に読みなおして鼓舞させてもらおうと。