›10 03, 2009

マンデル・フレミング効果

Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments: Post / View

変動相場制においては財政政策より金融政策の方が効果が大きい。財政政策による支出により輸入品が増加することにより恩恵が国外に一部行くためとされる。

現在までの米国の経済政策はフリードマンのような新マネタリスト的政策であった。

金融政策

ケインズ派 総需要を管理するように貨幣供給を操作して完全雇用を実現
マネタリスト 貨幣供給を管理してインフレ率を安定
新マネタリスト 裁量的な金融政策は、撹乱的な悪影響をもたらす

ケインジアンは不景気で失業者が増えたり、仕事が無くなったら、無駄でも良いから何でも国が仕事を与えろという公共事業による財政政策型である。必要な公共事業が無かったら穴を掘って埋めさせろ。もしくは他国へ戦争をしろなんていうのも公共事業だ。

ダムはムダと高校生の読む教科書にも書かれているほど世界の常識になっている。それでも公共事業をやりたがるのは、政治家が利権を握れコントロールできる余地が財政政策にはあるからだろう。
金融政策のように金利を下げるだけというのは、経済性が高い分だけ政治家の癒着や談合の余地が無くなる。


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