›5 01, 2009

中小企業白書2009

Category: 書評 / 0 Comments: Post / View

時間が無い人でも中小企業白書「概要」は読んで欲しい。
毎年読んで紹介しているが、重要な過去データから自社の位置づけを客観的に観察することができる良い機会だ。
非常に厳しい経済環境であるが、この不況を乗り越えることができる企業の特徴を知ることができる。他方、不況でもはや倒産するしかない企業の特徴もわかる。

例えば、中小企業の強みを活かしている企業というのは、ニッチな分野で強いことが分かる。
大手が参入しないような市場規模の小さいところで、競争をしないことにより高い利益率を得ることができるだ。
ニッチ市場で戦うために研究開発費という将来のための先行投資を優良中小企業は実行している。

大手とは競争しないことこそが中小企業の強みであることが分かる。
アンケートにおいても、強みは「経営者と社員、部門間の一体感」、「個別ニーズに柔軟に応じる対応力」、「経営における迅速な意思決定」ということがあげられている。

また、中小企業が海外展開をしている点も注目している。日本では製造コストも高く、販売する市場も縮小している。これからは海外で生産し、海外に販売することこそが重要であるとわかる。

他方、中小企業の弱点は資金調達である。成長段階で資金繰りに行きつまり事業を縮小したり、事業を断念する企業は4割に達している。


働きながら1年で!中小企業診断士最短合格の時間術・勉強術

Comments