›3 06, 2008

未だ採用活動活発な大企業

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時事通信によると、未だに大企業の採用意欲が依然旺盛であることが、主要100社を対象に実施した2009年春の新卒者採用計画調査で分かった。27社が採用予定数を08年春実績(見込み含む)よりも「増やす」と回答。「前年並み」と答えた53社と合わせ8割の企業が、大量採用が目立った今春の積極的な採用計画を引き続き維持する。「減らす」との回答はわずか4社にとどまった。

景気に先行き不透明感が漂う中、何故採用を増やすのだろうか?ここ数年は人材不足として相当数の採用を行っている。90年代後半からの不景気にはリストラを徹底して行ってきた。必要なときに人がおらず、必要ないときに人がいる状況なのだと思う。

大手企業は予算性で採用枠が決められており、今回の不景気感は昨年夏以降のサブプライムローン問題から米国の不況感、円高、資源高と今年に入り急速に進んでいる。

要するに先に予算で採用計画を立ててしまっており、修正されていないのではないかと思う。特に今採用活動しているのは来年春入社の新卒が中心で、この計画は昨年夏以前につくられているところが多いのではないか。

人材紹介会社によると、再来年春は新卒採用を控える企業が増加するだろうとのこと。

やっぱり企業の計画が景況感に対して変動させるのが遅いのだ。そう考えると数年後は過剰な労務費に苦しむ企業がかなり出てくるだろうと思われる。

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