›3 06, 2007

現金は十分に

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これは企業にも個人にも言えることであるが、手持ち現金は十分に確保しておくべきである。
企業においてはいわゆる運転資金が重要視されるが、その中でもやはり現金および現金同等物は十分に確保しないといけない。

というのも、資産は十分に持っていても、それが流動性(換金性)が無いばかりに現金の支払ができないということが良くあるからだ。

上場企業も今の時期資金繰りに困っている会社が多く見受けられる。そうなると資産を激安で売却する必要に迫られたり、怪しい社債、第三者割当、詐欺といった被害に合う。
一番強いのは現金である。最も持ちすぎても問題だが。

個人においても同様である。ここ数日の全世界株安、円高といった現象で、信用取引をしている個人投資家は証券会社から「追証」を求められるため、手持ちの株の売却に走っている。
かわいそうなことに追証のために含み損を抱えたまま売らないといけない。

もし現金があったら何にも困ることは無く、逆に安い状況なので買い進めることができるのに。
というのも今回の世界株安はファンダメンタルズに変化は無いというのが、世界各国政府の主張なんで。

要するに、「貧乏人は益々痩せ、富める者は益々太る」ということやね。

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