›2 26, 2007

ゴー・パブリック 起業公開物語

ベンチャー企業が起業からIPOまでのストーリー仕立てで資本政策や監査やVCからの資金調達が学べる。
貪りつくように読みました。

主人公はエンジニアで起業して社長となるのですが、経営に関してはまったくのド素人。ただ、友人がベンチャーキャピタリストで、エンジェルやVCを紹介してくれたり、会計士などからも資本政策について教えてもらうことで、最短でのIPOまでを疑似体験することができる。

正直、ここまで詳しく、生々しい本は無かったと思う。IPOの本は腐るほどでているが、この本の方が学ぶことが大きかったと思う。

小説では実事業(研究開発や製品開発について)はあまり詳しくかかれていない。だがバックオフィス的なこと、経営者にとって最重要な資金繰りについては非常に詳しく書かれている。

主人公はエンジニアであっても、頭の多くは資金繰りで一杯になるものだ。そういう意味では現実的なんだと思う。

IPOが目的としてベンチャー企業に係わる人、起業を目指す人は是非とも読むべき書だと思った。

ゴー・パブリック 起業公開物語
ゴー・パブリック 起業公開物語市川 一郎

東洋経済新報社 2003-12-05
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