›2 05, 2007

株のスクリーニングとチェック事項

Category: ファイナンス / 0 Comments: Post / View

これまでスクリーニングを色々やってバリュー株を発掘しようとしてきたわけであるが、結局証券会社が用意しているようなスクリーニングはやっぱりあまり役に立たないというのが自分自身の結果だ。

例えば、EV/EBITDA倍率(楽天証券では見れる)、ROA、180日β(マネックス証券では確認可能)など複数の指標でまずはピックアップするのだが、そこで選ばれる企業はゴミ企業が多いわけなのだ。
そうなると結局自分の知っている企業や、悪材料で株価が下落した企業を見計らって自分の指標で投資価値を判断して買うのが良いのかと今は思う。

その際のチェック事項
・労働組合があるか?(ある企業はパス)
・ブランド価値があるか?
・競合が多いか?
・利益が安定しているか?
・潜在株があるか?(ストックオプションの多い企業はパス)
・客先数が多いか?(これはなかなか調べられない場合もある)
・経営者が自社株を持っているか?

ほとんどが有価証券報告書で確認可能である。

ちなみに、チェック事項を省いてスクリーニングのみで買った企業の中では大暴落したところがいくつかある。非常に頭に来るが。
潜在株を見逃していたり、そもそもゴミみたいな会社だったり。
有報をちょっとでも見なかったことが悔やまれる。ちょっと株の運用成績が良かったからと慢心で基礎的な努力を怠りました。

有報チェックで発見したのは、ソネットだった。DeNAなど保有有価証券の資産価値が高く、企業価値よりも資産価値のほうが遥かに高い企業だった。おかげでファンダメンタルズに修正が入り株価が最近になって急上昇した。
他にもこういった株をいくつか持っているのだが、流動性が低くほとんど取引が行われずに低株価で推移している企業もある。

頭に来るが、バフェットを見習って長期で我慢して保有したいと思っている。それができないんだったらこんなチェック事項意味の無いからね。

Comments