前回もちょっと書きましたが、リサイクルショップというのは非常に素晴ら
しいと思います。何しろゴミはモノによっては捨てるのにお金がかかります
し、第一まだ使えるのに捨てなければいけないときは、非常にもったいない
と思うものです。それが誰か他の人に使ってもらえるのですから、うれしい
です。オークションも発展してきているので、今後このような第2次、3次の
利用はもっと増えるでしょう。それにしても生活に必要なもので新しい商品
が必要だと思うのは、消費財ばっかりになってきてますね。
こんな時代でモノをつくる製造業はかなりシンドイと思います。
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▼ 企業の社会的責任(CSR) ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ Corporate Social Responsibility
産業が発展するにつれて、産業の発展が環境を破壊することとなった。
消費者も産業製品が必要であることを理解しているが、同時に環境への配慮
を真剣に考えるようになってきている。
前世紀に森は伐採されまくり、オゾン層は破壊され、都市はスモッグで空気
はひどくなった。
このような環境破壊の対価を誰が払うのか?
企業が払わないと誰も払ってくれない。政府が規制すれば、産業は発展しな
くなる。だから企業が製品コストに環境への配慮を取り入れるのが今の段階
でベストとなっている。
当然消費者がコストを被るのだが、消費者だって環境にやさしい企業を選択
したがる。
産業の発展は地球環境が健全であることが前提である。
資源というものは人類の資産なのである。
短期の利益ばかり考えずに長期的利益を考えると環境への配慮が非常に大切
だとわかる。
実はエコロジー(環境)とエコノミー(経済)は英語では語源は一緒なのだ。
□ 企業の社会的責任の活動
多くの企業が環境破壊のイメージを払拭しようと、チャリティー活動や社員
のボランティア活動を推奨している。
環境問題だけに限らず、ステークホルダー(企業を取り巻く関係者)への利
害への配慮も社会的責任の一環として注視されつつある。
□ コーポレートシチズン(Corporate Citizen)
消費者は企業の取り組みを注意して見守っている。最近話題な言葉はコーポ
レートシチズンだ。この言葉は企業も社会の一員として、倫理的行動を求め
られるということを意味している。
そのため、企業は社員の行動規範を規定し、IR活動で企業の情報公開を行
い、社会貢献をキーワードに環境保全に取り組み、従業員のボランティア活
動を支持し、地域や環境団体へ寄付し、法令を厳格に遵守するのである。
CSRマネジメント―ステークホルダーとの共生と企業の社会的責任 | |
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