›5 31, 2005

新入社員意識調査

Category: HR(人事) / 0 Comments: Post / View

今回の選挙で実感したのですが、まだ私が子供だった頃両親が行っていた
選挙とは随分雰囲気が変ったと思います。
昔は、投票率はもっと高く、そして自分の一票が非常に重要だと認識して
いたと思います。

かといって、両親も誰も自分が誰に投票したのかは、一切公言しない雰囲
気がありました。

このように政治には興味があり、選挙にも参加するが、決して自分の政治
思想を身内にも打ち明かさないというのが大衆なのだと今更ながら実感し
ております。

今では、インターネットのせいか時代の変貌のせいか、個人でも匿名の掲
示板で自分の政治思想を押しつけたり、他人の非難をすることができます。

昔は便所の落書しかなかったと思います。

そして、実際に選挙に足を運ぶ1票の重さよりも、そのような個所での自己
主張による他者の票の獲得のほうがたやすいと認識するようになった人々
が確実に出現し、増えている気がします。


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▼ 新入社員意識調査 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ 新入社員意識調査

東京商工会議所がHP上で新入社員意識調査の結果を発表した。
http://www.tokyo-cci.or.jp/kaito/chosa/150414.html


・入社理由では、「自分の能力・個性が活かせそう」(51.5%)

会社の内容から仕事の内容へ大きく変わっている。
30歳より上(バブル期が終わる頃より昔の人)にとっては、会社の規模や
内容が重視で就職先を選んだであろう。
また、入社してから配属が決まるまで、どのような仕事が割り振られるか
わからなかった。

つまり、かつては仕事の内容よりも会社で選んだ。これは会社に対する忠
誠心にも影響を受ける。

・今の会社でいつまで働きたいか

全体では約4割が「とくに考えていない」としながらも、「チャンスがあれ
ば転職」(21.6%)、「将来は独立」(10.9%)という結果だ。

この結果は決定的だ。会社に対する忠誠心はほとんど無い。

・働く目的は「社会人としての自立」(30.6%)

これに「安定した収入の確保」(22.3%)、「自分の夢の実現」(15.0%)、
「自己キャリアの開発」(13.3%)と続いている。

家族のため、社会貢献のためといった動機は出てこない。
この結果は、若者は自己中心的になったと言えるのかもしれない。

他にもアンケート事項は多岐に渡っているが、新入社員の本質を表すのは
上記質疑で十分ではないだろうか。

□ 若者像

別のところのアンケート結果からは、若者の傾向として以下のことが浮き
彫りになっていた。
・北朝鮮が戦争を仕掛けてきたら逃げる(徴兵拒否)
・日系企業よりも外資企業で働きたい。

それぞれバラバラな質問事項だが、回答の中には一貫性がある。
つまり、忠誠心(loyalty)が欠落しているのだ。これは会社にだけに
留まらず、家庭においても、学校においても、社会・公共においてもあて
はまっている。

このような若者ばかりでは無いことは、重々承知している。
忠誠心の強い若者は、大企業や国家公務員1種において尽くす傾向がある
のは昔と変わらないであろう。だが、このような組織においても、自己中
心的な者が増えていることは、例えば組織派遣での海外留学後に組織脱退
する事件や、ヘッドハンティングで転職(自社の情報や顧客リストを持ち
出して)といった現象から窺い知れる。

果たして、組織に属するものが忠誠心を持たない組織というものが、どの
ようにして存続loyalty 可能なのであろうか。

新興企業において、例えば光通信を初めとしたベンチャー郡においては、
入社から退社までの期間が1年以下というところが珍しくない。
組織に属するものに忠誠心などはあったものではないだろう。
このような企業が逆に競争力が強い次代である。

恐らく、組織に属するものの忠誠心を上回る、組織トップのワンマン化、
カリスマ化が及ぼす影響が強いのであろう。

まとめると、若者を中心として組織に対する忠誠心が薄れてきている。
これまでの忠誠心を組織の機動力の源泉としていた構造は、近い将来崩壊
するに違いない。忠誠心の無い組織などというものが存在するのか不明だ
が、経営陣は忠誠心以外による組織化を模索し始めるべきである。

若者のすべて
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▼ コラム ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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日経平均が毎週のように最低記録を更新している日本ですが、隣の国中国
では驚異的な数字で成長を続けています。
ビジネスにおいても、業務の一部を中国に外注したり、中国が競合となっ
たりしている経験をされている方も多いでしょう。

中国の通貨切下げの噂は、実現されたら日本経済にも多くの影響を及ぼす
でしょう。
また、北京のオリンピックが近づくにつれて海外からの投資が劇的に増え
るでしょう。
新しい天津市長の政策がわかれば、日本企業の中国進出方針が変るかもし
れません。

今回紹介するメルマガは、中国の天津にMBA取得を目指して留学されて
いる方の日記型随筆です。

私はいつも楽しみにこのメルマガを拝見してます。
最近ではSARSが猛威を奮っているようですが、是非とも頑張って欲し
いと応援しています。

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