›5 21, 2005

国債の発行から経済を

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イスラエルで連続爆弾テロが起ったようです。
パレスチナ人過激派による自爆テロでしょう。

イスラエルは、第2次世界大戦後につくられた国ですが、パレスチナ人が
住んでいる土地に世界中のユダヤ人が集ってできましたね。

今やイスラエルの殆どがユダヤ人。イスラエル人と彼らは呼ばせるが。

民主主義とは多数決と金で主導者が決る世界ですな。
ユダヤ人が多くいれば、パレスチナ人はどうなるか。
ユダヤ人は金持ちで、アメリカを動かす程の力を持ったユダヤ人はアメリカ
にも多くいます。

アメリカのテロからパレスチナ人過激派の自爆テロも、テロは許されないと
いう世界認識になりつつあります。


▼ 国債の発行から経済を ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(´ο`)「最近テレビCMで国債をみるなぁ。銀行の金利は安いから国債買
     おうかな」

銀行の金利だけでなくて、株価も低迷しているからな

(^-^) 「やっぱ国債かな?」

今国債を買うということは、今後しばらく日本経済が回復しないという
ことを意味するが。


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▼ 解説 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□国債について
最近になってテレビCMがばんばん流れている。政府が何故、この時期になって
新たにCMをつくったか。

理解するには、金融政策の理解が必要だ。


□経済政策
経済政策が何があるのかをまず示す。
(1)財政政策
-->租税政策、公共投資(政府支出政策)
  財市場の需給関係に直接働きかける政策
(2)金融政策
-->公開市場操作、公定歩合政策、法定準備率操作
 金融(貨幣)市場の需給関係に直接働きかける政策

金融政策の本質はマネーサプライを変化させることだ。
ここで定義しておこう。

マネーサプライ:
  民間非金融部門保有の現金総額+民間非金融部門の預金総額
ハイパワードマネー:
  民間非金融部門保有の現金総額+法定準備の総額

マネーサプライとハイパワードマネーの関係はつぎのようになる。

公式:マネーサプライ=信用乗数×ハイパワードマネー

信用乗数とは要するに信用によって、本来の価値以上の値になるという
ことだ。

公式は信用乗数によってマネーサプライが変化することを示している。


□3つの金融政策
金融政策の本質はマネーサプライを変化させることだ。
方法は3つある。
(1)公開市場操作
(2)公定歩合政策
(3)法定準備率操作
これは重要だ!!
面倒くさいがひとつづつ見ていこう。

(1)公開市場操作
-->デフレ期には買いオペを行う。買いオペとは「市中に流通している国債
  などの債権を政府が買って、市中に流通している貨幣量を増やす」こと。
  ハイパワードマネーが増加し、マネーサプライが増加す。

(2)公定歩合政策
-->日銀が民間銀行に資金を貸しだすときの利子率。
  デフレ期には引き下げる。
  公定歩合の引下げは日銀貸出金の増加を意味する。
  ハイパワードマネーが増加し、マネーサプライが増加す。


(3)法定準備率操作
-->法定準備率はデフレ期には引き下げられる。
  ハイパワードマネーが増加し、マネーサプライが増加す。


□債券価格と利子率の関係
おまけで見ていこう。
利子率が低いとは何を意味するのだろうか?

利子率が低いと、、
-->預金してもお金はあまり増えない
-->債権(株、国債、公社債等の有価証券)を購入してお金を増やそうとうする。
-->債権に対する需要が増加する
-->債権価格の上昇


日経平均株価は先週なんとか1万1千円を越えたときがあったのう。
今回のテーマは経済だった。

銀行は赤字のくせに、まるで赤字であることを威張っているように感じないか?
90%の企業が赤字にあえぐ、日本経済に対する政策は何か?

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▼ コラム ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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最近こんな話が増えたのではないか。(最近じゃないか)

その男は、仕事に命を賭けていた。いや会社に命を賭けていた。
その会社はカリスマ会長がおり、全社員が会社に忠誠を誓い、命を賭ける。
命を賭けられないものは、会社を去った。

その男は、命を賭け真剣に仕事をした。
みるみる出世をした。
高い地位に上った。上れば上るほど、周りの連中の会社に対する忠誠度が
増加し、仕事に命を賭ける連中が増えた。

仕事に命を賭ける。会社に命を賭けるとは、自分の家庭よりも仕事を優先
することだ。
当然家庭に割ける時間は殆どない。

会社に殆どの時間いるということは、自分の時間のほとんどを会社に注ぐ
ことになる。

激務。

激務が続くと体を壊すものが出てくる。
やがて過労死する者が出てくる。

地位の高い社員が死んだら会社はどうなるのか。

会社はレンガでつくられた家だ。
1個レンガが崩れて、壊れる家があるだろうか?
周りのレンガが支えあうのだ。

仮にあなたが仕事に、会社に命を賭けている者だったとしよう。
激務で死んだとしよう。
会社はなんと言ってくれるだろうか?
会社の本音は「健康管理が出来ていない困った社員」だろう。

過労死認定は大幅に緩和された。
過労死で死ぬのは、主に職場から離れた気が抜けたした時。

あなたの人生に仕事はどの程度重要か。しょせん仕事?されど仕事?

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竹中は大臣の器ではなかったのか。所詮評論家だったのか。

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