›1 03, 2007

終身保険を活用した相続対策例

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相続税の納税準備のために加入している生命保険(終身保険)の例をみてみよう。

某氏の遺産分割案
嫁:60% 長男:30% 次男:10%
相続人の課税価格合計:4億円
相続税の合計(試算):8,050万円

終身保険の内容
保険金額:5,000万円
契約形態
保険受取人 嫁:30% 長男40% 次男30%

このような条件で、妻が受け取る生命保険金の課税価格は、

 受取保険金額-500万円×法定相続人×受取保険金額÷受取保険金額の総額

よって、

5000万円-500万円×3×(5000万円×30%÷5000万円)= 1,050万円

妻が支払う相続税の納税額は、配偶者税額軽減の特例を使い、

 配偶者の算出税額-配偶者の税額軽減額

8050万円×60%-8050万円×(4億×50%÷4億円)= 805万円

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