›6 17, 2005

世界銀行

Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments: Post / View

世界銀行は第二次世界大戦以降ブレトン・ウッズ会議によってつくられた、
期間であり、世界中の発展途上国に対し貸出を行っている。

もともとは、戦後のヨーロッパに対する貸付を行っていたが、発展途上国へ
の貸付へと昨日が大きく変わっていった。

ますます悪化する発展途上国の貧困、貸付先国家の政治的腐敗、私企業への
貸付など批判も多く存在する。その一方で、世界銀行といえど、集めた資金
を回収する必要がある(資本主義にもとづき)という観点から運営されてい
る。

世界銀行の組織としては、IBRD、IDA、IFC、MIGA、ICSIDがある。

□□ それぞれの立場の見解

□ リベラル
世界銀行は発展途上国の発展に寄与している。世界銀行を運営するのが米国
を中心としてヨーロッパなど先進国でリベラルな価値観に基づいているから
当然なのだが。。
発展途上国は資金を必要としており、世界銀行はそれに対する貸付を行って
いるのだから、両者メリットがあるとみなしている。


□ マルクス主義
世界銀行の政策は現代的な植民地政策である。
資本主義の押し付け、貸付先国家の政治力の弱体化につながる。
特に世界銀行によるSAPs(構造調整プログラム)に対する不平。

□ ナショナリスト
世界銀行が世界経済に与える影響はほとんどない。
先進国は発展途上国を開発目的で貸付しているのに過ぎないとみなす。
貸付は当然回収できるところに行うし、発展途上国の中でも比較的裕福な国
に対して行われるから。

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