›4 30, 2005

方法論

SkillStrageはビジネスマンに対するアンケートおよび英語の達人たちのイ
ンタビューを通して、英語習得のための以下の戦略に達した。

1.5000時間確保せよ
2.途中で止めるな
3.「話す」「書く」よりも「読む」「聴く」
4.既存学習教材は使うな


ではこれらの各戦略について説明していこう。

1.5000時間確保せよ

この結果はインタビューの結果から導き出された。英語を本気で身につけよ
うと思ったら、最低この時間は必要である。5000時間と言えば、難関資
格合格に必要な時間に匹敵する。それ程英語の学習には基礎鍛錬が昼用なの
である。
しかし、5000時間といっても、これまであなたは何時間英語学習に費や
しただろうか。大学までに2000時間は学習しているはずである。
また、英語の学習は資格の学習と違い時と場所を選ばない。どんな細切れの
時間にも学習できるし、どんな場所でも適材適所の学習ができるのだ。
例えば、超多忙なビジネスマンでありながらゼロからTOEIC950点を突破し
たN氏は、細切れの時間をフル活用した。電車の中でのリスニング、リーディ
ングの学習はもちろんのこと入浴中やトイレや着替えの時間にも必ず英語を
耳にしたという。床に入ってから眠りにつくまでの時間も英語を聞いたそう
だ。そのような細切れの時間を合計すると1日に3~4時間は確保できたそうだ。


2.途中で辞めるな
これは英語を学習して途中で挫折した経験のある人なら実感しているだろう。
英語は毎日やらなければすぐに忘れてしまう。一定のレベルに達するまでは、
途中で辞めてしまうと何も残らない。
一旦走り出したら止まることはできないのだ。

3.「話す」「書く」よりも「読む」「聴く」
我々は日本人であることをまず認識しなければならない。思考のプロセスが
日本語なのである。
英語を英語で理解することはできないのだ。
知らない単語は聴き取れない。これも忘れてはならない。
英語を聞き取ろうと思ったらまず、単語を理解する必要があるのだ。
あるレベルまでは英語の知識の蓄積に勤めるべきだ。これも英語の達人のイ
ンタビューを通して得られた経験則だ。日本語をそのまま英語にしても通じ
ないことが多い。英語のロジックを十分身につけてから「話す」「書く」技
術を身に付けるべきである。

4.既存学習教材は使うな
これまで誰もが見落としてきたことである。
昔は英語を聞く機会が限られていた。だが、今はラジオを回せばここは英語
専門のチャンネルはあるし、テレビでも雑誌でも常に英語に触れることがで
きる。インターネットはまさに英語の情報源だ。
既存の学習教材はネイティブの英語とは違う。日本人向けにゆっくりとした
速度でしゃべっているのだ。これは英会話学校や日本にいる外国人にも言え
る。
ゆっくりとした速度の英語をいくら聞いても決してネイティブのしゃべる英
語を聞き取れるようにはならないのだ。
今後4回に渡り、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング
の4つのイングリッシュ・ミックスの各戦略および最適な時間配分の調査結
果を報告していこう。

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SkillStorage発行「経営戦略入門」でビジネスマンにアンケートした結果

質問 今の仕事に何を求めますか?
No. 選択肢 人数 割合
1 自己実現 71人 31%
2 カネ 68人 29%
3 地位 4人 2%
4 名誉 3人 1%
5 社会貢献 13人 6%
6 仕事そのもの 30人 13%
7 仕事より自分の時間や家庭の方が大切だ 42人 18%
合計 231人

皆さんの人生の目標は何ですか?本当に英語をモノにしたいですか?
英語のために血の小便を出すほど努力できますか?
中途半端にやってら何も残らないかもしれませんよ。

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