›4 29, 2005

MBAで使う教科書(入学後)

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ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

エリヤフ ゴールドラット 三本木 亮

ダイヤモンド社 2001-05-18
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ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス チェンジ・ザ・ルール! クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか? 在庫が減る!利益が上がる!会社が変わる! ― 会社たて直しの究極の改善手法TOC 思考を変える!見方が変わる!会社が変わる!―会社のダメなところがわかる“TOC思考プロセス”

この本もMBAで多く読まれている(原書が)。小説で工場の業務改善プロセス(TCO)を学べる。小説は危機にある工場長の話で、ヨメに逃げられ、追い詰められていく男の話。小説部分は下らないが、小説の中に出てくるユダヤ人物理学者がTCOをわかりやすく教えてくれる。
「こんなにうまくいくものなのか?」
と思ってしまうかも。これも英文で読むのは厳しいから日本語で読んでおいたほうが良いのではないか?
ずばり言うと、日本人が3時間かけてケーススタディ(多くがハーバードのもの)を読んでも、英語だからたいした理解できずに、左から右へ目を通して、左から右に脳みそを通過していくだけ、と感じるのに対し、アメ人は30分位スラスラ目を通すだけで、理解度は日本人より高い。
英語が日本語並にすらすらと読めるようには一生努力してもならないのではないか?但し、英語も読むのはガンガン速くなる。MBAではどうしても読まざるを得ないから。

MBAファイナンス

グロービスマネジメントインスティテュート

ダイヤモンド社 1999-04
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[新版] MBAアカウンティング MBA経営戦略 MBAマーケティング MBA人材マネジメント MBAビジネスプラン

わかりやすく簡単に書かれている。まずはこの本からやるとよい。但し、この本の内容は非常に薄っぺらい。簡単にどんなこと学ぶかには良いのではないか?でも、例えば税理士だとか会計士、フィナンシャルプランナーとかの最低限必須知識でしょ。面白いけど、ファイナンスの授業はは速いししんどい。
ただ、ファイナンスの授業は数字が多いので、それほど英語のハンデを感じないで済む。

経営財務入門

井手 正介 高橋 文郎

日本経済新聞社 2003-06
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経営分析入門―ビジネス・ゼミナール 図解 わかる!キャッシュフロー―企業の本当の実力が見えてくる 図解 コストマネジメント 図解 会計のしくみ ビジュアル 経営分析の基本

ファイナンスの教科書の補助として比較的長く使える。MBA入学希望者でなくてもファイナンスの勉強に良いと思う。
ボンド(債権)について細かく書かれていて良いかも。

企業価値評価―バリュエーション;価値創造の理論と実践

トム コープランド ジャック ミュリン ティム コラー マッキンゼーアンドカンパニー

ダイヤモンド社 2002-03
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企業価値評価 【実践編】 コーポレート・ファイナンス 第6版 <上> MBAバリュエーション Valuation Workbook: Step-By-Step Exercises and Tests to Help You Master Valuation (Frontiers in Finance Series) 企業分析入門 第2版

バリュエーションはファイナンスの総知識を使う。この本はかなり詳しくて良い。
だけど、なんでデリバティブについてまったくかかれていないのだろう?
外貨のリスクヘッジとか、株式交換とか、ブラック・ショールズに関する記述も無い。
これじゃ、今の時代のバリュエーションには不自由だし、最新の授業にはやや対応しきれないかも。

英文簿記入門

ANJOインターナショナル

実業之日本社 2000-02
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英文会計入門 英文会計中級 英文会計上級 英文会計の基礎知識 3級簿記レベルでわかる英文会計

MBAでは簿記はある程度常識としてさらっと流されてしまう。だが、これがわからないともうアカウンティングの授業はお手上げ。授業が始まる前に抑えておきたい。日本語と英語だと用語が全然違うので、確認のためにも読んでおくことは重要。

英文会計上級

ANJOインターナショナル

実業之日本社 2004-06
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英文会計中級 英文会計入門 英文簿記入門 英文会計の基礎知識 コーポレート・ファイナンス 第6版 <上>

アカウンティングの最初のやまはキャッシュフローステートメントだ。日本の簿記だとやらないが、非常に重要。しっかり学ぶ必要あり。

ポーター教授『競争の戦略』入門

グローバルタスクフォース

総合法令出版 2004-01
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競争の戦略 コトラー教授『マーケティング・マネジメント』入門 (1) コトラー教授『マーケティング・マネジメント』入門 (2) コトラーのマーケティング戦略 最強の顧客満足経営をキーワードで読み解く 企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続

戦略論はどの授業でもやるはず。そしてかならずポーターの5フォースを通るはず。最初の1、2回でさらっと流されてしまうかもしれないが、この考えはMBAにおいて終始使うはず。しっかりと理解しておく必要あり。実務でも結構使えると思う。
最近はこんな本があってよいね。

入門マクロ経済学

中谷 巌

日本評論社 2000-04
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スタディガイド 入門マクロ経済学 第4飯 ミクロ経済学入門 ミクロ経済学 ミクロ経済学 国際法

これも結構必要だったりする。MBAの授業は実践的な科目が多いので、このように理論的な学問をしっかり学ぶのは新鮮で楽しかったりする。それに経済学の概念はMBAの他の授業でも色々登場するから。

国際政治経済学・入門

野林 健 納家 政嗣 長尾 悟 大芝 亮

有斐閣 2003-03
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安全保障の今日的課題―人間の安全保障委員会報告書 新・国際政治経済の基礎知識 国家の退場―グローバル経済の新しい主役たち 加速する東アジアFTA―現地リポートにみる経済統合の波 名著に学ぶ国際関係論

MBAというよりはMPAやMPP(パブリック系)よりの学問。政治的な内容は企業倫理にもからんでくる。アメリカのグローバル企業の経営者の多くはリベララルであるという前提もMBA全般にわたって常識として扱われる。日本の大企業は比較するとナショナリスト(保守的)だと考えさせられたものだ。どの思想が良いのかわからないが、リベラルの目指す市場にどんどん近づいている気がする。その結果富を持つものはますます富み、貧しいものはますます貧しくなっているのが現状である。

はじめての統計学

鳥居 泰彦

日本経済新聞社 1994-11
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イラスト・図解 確率・統計のしくみがわかる本―わからなかったことがよくわかる、確率・統計入門 Excelで学ぶ統計解析―統計学理論をExcelでシミュレーションすれば、視覚的に理解できる 入門 経営科学―ExcelとLotus1‐2‐3による演習用FD付き 経営情報システム Basic Business Statistics (International Edition)

塾長の本として多く読まれている。統計またはデータ・アナリシスという授業で使われる。アメリカ人は数字に弱いという噂も間違いだと思い知らされる。理系でないと難しいだろう。十分な予習が必要だと思われる。ただし、数学的な教科のため英語力がハンデとならず、アメ人と対等に勝負できる科目でもある。

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