━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.5     ☆☆☆ 【SkillStorage.com】経営戦略入門  ☆☆☆ presented by skillstorage http://www.skillstorage.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回のアンケート「若者に対する教育のあり方」の途中集計ですが、「社会 に出てから役立つ実践的な教育」、「独創性や想像力を伸ばす教育」が多い です。(集計結果は下記URLを参照されたい) http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00002609aa0 文部省主導の教育方針が社会では役立たない、ミスマッチが存在する、と思 われる方が多いのでしょうね。 掲示板に書き込んでいただいた方、有難うございます。教育に関して熱心に 考えておられる方は実は多いのだなと思いました。 掲示板は下記URLです。(現在Skillstorage掲示板は準備中です) http://clickanketo.com/cgi-bin/q/b.cgi?b=q0000260935 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ ターゲット・マーケティング ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (^-^) 「新商品の開発は4Pの手法で考えていけば良いんだよね?」  違います。4Pは標的市場と自社の地位の関係に対しての管理手法であり、  マーケティング目標を効果的に達成するための戦略ツールです。 ( ¨) 「じゃあどうやって新商品の標的市場を定めるの?」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ 解説 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ターゲットの選定 自社商品を投入するターゲットの選定は次の順序で進める。 (1)市場細分化 (2)標的市場の選定 (3)製品地位の分析 すなわち、市場を分析し絞り込み、絞り込んだ市場のどの顧客層に自社製品 を投入するのかを決定するのだ。 ■市場細分化 市場の中には様々な趣向の顧客が存在する。それら相違のある顧客は次の基 準で細分化できる。 ・デモグラフィック変数  年齢、性別、所得、学歴、職業、家族構成、世代、居住地域など ・サイコグラフィック変数  ライフスタイル、利便性、使用率、ロイヤルティ、状況など ■標的市場の選定 全ての市場から市場細分化をすることで、限定された市場を次の4つに分類す ることができる。 (1)マス・マーケティング  市場の全体を対象とする (2)分化型マーケティング  市場を再分化し、それぞれをターゲットとする。 (3)集中型マーケティング  細分化された市場の中から、ひとつの市場のみを選択する。 (4)One2Oneマーケティング 個々の顧客に対して、1対1で個別に対応する。 ■製品地位分析 製品地位分析とは、自社製品の市場投入を目的として、消費者の心の中にお ける製品間の相対的な位置付けを明確にする手法である。 例えば、競合企業との関係において、価格と性能において自社がどの地位に 属するかを分析する。 重要なのは消費者の知覚に基づいて客観的に行うことで、競合関係を明確に して既存製品では充足されていない消費者のニーズや嗜好や変化を読取り、 今後の製品開発の方向性を見出すことにある。 ■ コトラーはターゲット・マーケティングを次のように説明している。 「市場を構成する様々なセグメントに区別し、このセグメントのいくつかを 選定して集中化し、そのそれぞれの標的市場のニーズにあった製品とマーケ ティング・ミックスを開発することである。」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ コラム ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サラリーマンの皆様に再認識して戴きたいことがあります。 現在のサラリーマン社会は競争社会だということです。 競争社会において競争に勝つにはどのようなスキルを身につけるべきでしょ うか? 企業を取り巻く環境はすでに競争社会で、ポーターという学者は競争戦略論 を発表しています。 ここで企業における競争戦略をすこしばかり紹介します。 競争戦略の骨子は次の2つです。 (1)差別化 (2)集中 これは人材の競争においても当てはまると思います。すなわち他人と差別化 された能力、もしくは何かに特化した専門能力があれば競争上の優位性を獲 得することができると思うのです。 もしあなたが人を育てる立場であったならば、どのようにして競争に勝てる 人材を育てられると思いますか? 私は長所を誉めてやることだと思います。 誰にでも長所はあると私は信じています。長所を誉めて伸ばしてやることに より、その長所が差別化もしくは集中化されると思うのです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【SkillStorage.com】経営戦略入門 発行/編集元:Skill Storage http://www.skillstorage.com/ mailto:fatty@skillstorage.com まぐまぐID:0000051960 メル天ID:2890 melma!ID:m00023940 登録・解除は以下のURLで行うことができます。 http://www.skillstorage.com/subscribe 当サイトへのリンクは自由です。又、引用・転用について御希望の方は、当 編集部までお問い合せ下さい。 Copyright(C), Skill Storage.com., 2000 --------------------------------------------------------------- Reproduction of this publication in any form without prior written permission is forbidden. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━