2001年記事から
読売新聞3月13日夕刊に以下の「」の記述がありました。
「扶桑者が検定中の中学歴史教科書で文部省の検定意見に従って以下の記述
を削除した。
『戦争は悲劇である。しかし、戦争に善悪はつけがたい。(中略)アメリカ軍
と戦わずして敗北することを、当時の日本人は選ばなかったのである。』」
この教科書のたったこの1文を日本の中学生に伝えることが出来たら、当時
日本のために必死で戦った方たちは救われたと思います。
非常に残念です。
▼ 流通チャネル戦略 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(^O^) 「よーし!今回から4Pの最後のPだね」
そうだね。これまで4PのProduct、Price、Promotionを学んできたけど、
しっかりと理解できているかな?
(o^.^o) 「う~ん。まあまあだね。4Pが全て終了したら大きな視点から
マーケティングを見ることが出来そうだよ」
そうだね。4Pは伝統的なマーケティング手法だからね。4Pが終ったら、
「One To Oneマーケティング」と呼ばれる4Pとはまったく概念
の違うマーケティング手法を学んでいくから楽しみにね。
(*^o^*) 「ほあっ!!古風な女性とイケイケのおねーちゃんくらい違うのか
な?楽しみだな」
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▼ 解説 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□流通チャネル戦略
消費者ニーズの多様化、小売業・サービス業のチャネルへの影響力の上昇、
法的環境、情報技術の発展など、流通チャネルを取りまく環境は激変してい
る。
□流通チャネル戦略の目的
激変する流通チャネル環境を踏まえて、企業が取るべきチャネルの選択とチャ
ネルの管理手法を学ぶ。
□製造から販売まで
私たち消費者は製品をどこから買うだろうか。製品を販売する企業を総称し
て小売業と呼ぶ。その製品はどこの企業が作っているだろうか。製品の製造
を行う企業を製造業と呼ぶ。消費者には直接関係ないが製造業が小売に自社
製品を直接投入するのではなく、その間にはいくつもの卸売業と呼ばれる企
業が存在する。
このようなチャネル内の関係を表すと次のようになる。
1.製造業-->卸売業-->小売業-->消費者
ただし、ダイレクト販売やインターネット販売を行う製造業も存在する。
2.製造業-->消費者
この場合、卸売業や小売業を介さないで消費者に商品が届く。
このことを「中抜き」と呼ぶ。卸売業、小売業を介さないとその分のコスト
を削減することが出来るので、圧倒的な低価格で消費者に商品を提供できる
のである。
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▼ コラム ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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何年か前、倒産したハイパーネット元社長板倉雄一郎氏の講演を以前聞く
機会があった。
氏の講演では倒産者とは思えない溌剌とした声で少々驚いた。
筆者はこれまで、倒産者に対しては非常に気の毒なイメージを抱いていた。
例えば以前聞いた倒産110の野口氏の講演では、倒産後の債権者からの
追い込みや世間の態度の変貌を目の当たりにした。
倒産した中小企業経営者の中には、精神的に参って自殺を図る者がいること
も事実である。
しかし、板倉氏はそのような倒産者のイメージと180度異なり元気だった。
板倉氏は倒産し、経営者としては失敗したが人生全ては失敗していない、
まだまだ多くの可能性を秘めているといった雰囲気であった。
話しを聞いた限り、板倉氏の経営はまるで冒険であった。
事業は順調で、冒険(ゲーム)をしなかったら倒産はしなかったであろうと
語っていた。
これはベンチャー企業特有で中小企業の経営スタイルとは180度違う。
講演を聴いて、中小企業者の中には板倉氏のゲーム感覚の経営スタイルに
対して不快感を抱いた者もいると言う。
野口氏の講演や書物を拝見すると、これまで企業の経営で失敗したら人生
失格の烙印を押されていた。
野口氏も倒産の経験があり、非常に辛い思いをされたそうだ。
板倉氏のまるでゲームであったかのように発言する姿は、倒産後の債権者や
従業員や顧客といった被害者が蔑ろにされているように感じる人がいたとし
ても納得できる。
筆者は板倉氏の企業家としての復活を望む。
倒産者も見事に復活できる風土を板倉氏に示して欲しい。
失敗しても、それを経験に再起復活する事例があれば、日本でも新規創業者
が増加し結果的に日本経済の発展に役立つだろうから。
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